“試行錯誤”が日常に与えるもの
はじめまして。初投稿の記事。自己紹介もかねて、数年前に始めた(といっても運動不足解消+α程度だが)キックボクシングの話を少し。キックボクシングは、簡単に言えば、名前の通りキックもありのボクシング。ちなみに寝技等はなし。きっかけはなんということはない。今の住居に越してきたての時のこと。近くの商店街を歩くと、いつもどこからともなく、中高生が部活動で使うようなスポーツタイマーのアラーム音と、リズミカルに何か重いものを打つ音。格闘技の経験は一切なかったが、以前から興味を持っていたこともあり、数日後には体験レッスンから入会までを済ませていた。そんなキックボクシング。初めはインストラクターの”みようみまね”で放るパンチやキックだが、慣れてくると、手首の向きや重心の位置を変えるだけで、放ったときの”しっくり感”が全然違っておもしろい。それと同時に、あれこれと撃ち方を試す中で、およそ30年間も付き合ってきた自分の身体なのに、普段こういう風に連動して動いているのか、と驚くことも多い。大袈裟かも知れないが、単調な日常にある種、色みが足された感を得た。その後は、母指球にもっとうまく重心をのせられると、パンチもキックも全体的に威力が上がることに気づき、片足スクワットなどで強化したことも。そういえば、前々から気になってO脚も、足の外側ではなく母指球に普段から体重がのせられるようになると、自然と解消していくと聞いたような。こんな風に、その時の気づきと過去に得た知識がつながってくる感覚もおもしろい。今、日常に鬱屈や退屈を感じる人がいたら、些細なことでいい、”試行錯誤”する機会を意識的に取り入れてみたらどうだろうか。新たな気づきが生活に彩りを与えてくれる。そんな気がしている。