やさしい世界にしたい
2019年6月。1年間の交換留学を終え、ノルウェーから帰国した私は生まれ育った長野の実家のリビングに寝転び、途方に暮れていた。大学3年次の夏から交換留学に行った私は、同期が既に就活を終えている中帰国した。留学前はサークル活動に明け暮れ、留学中は念願叶った留学生活を楽しみ、日々勉強や課題に追われ、「将来について考えなければなあ」と思いながらも帰国のときを迎えてしまった。ノルウェーでは女性が自立しており、男性がベビーカーを押す光景は日常的で、日本との違いにかなりショックを受けた。そんなこともあって、私は余計に就活へのやる気を見いだせていなかった。交換留学から帰国したら、卒業するまでバイトをしてお金を貯め、海外に行きたいなあとふんわり考えていた。帰国途中に訪れたデンマークのコペンハーゲンで、自転車を笑顔で漕ぎ仕事に向かうデンマーク人たちを街中で多く見かけ、日本の満員電車の鬱憤とした空気とどうしても比較してしまった。それが何より帰国途中だったため、余計に帰国後途方に暮れてしまったのかもしれない。そんな私がどうして就活を始めたのか。母に「就職、どうするの?やっぱり最初は定職についた方がいいんじゃない?」と尻を叩かれ、しぶしぶ始めたのだった。といっても、就活キックオフ的なものも、面接対策、履歴書対策、私は何も知らないままスタート。手始めに留学生向けの就活イベントだという東京サマーキャリアフォーラムに参加することにした。※後に、Freewillもこのフォーラムに参加していたと知る。ある程度興味を持った企業に事前エントリーして臨んだものの、面接対策など何もできずに参加した。案の定、その場で飛び込みで参加した面接もタジタジで終了。不合格。もちろんそんな甘く行くとは思っていない。キャリアフォーラムでは就活の空気というものを掴んだ。それから私は就活支援サービスを使い、地方学生向けの無料で宿泊ができる就活シェアハウスに滞在しながら、就活の軸を固め、日々様々な企業の選考に赴いた。就活を始め2週間ほどで、就活の軸はかたまり、自分が日本で就職するという意思も固まった。私の就活の軸は、「やさしい世界をつくる」こと。「愛」を大切にしていること。学生時代に人間関係や、人との関わりの中で、「愛」が何よりも大事だと私の中で揺るがない信念ができたからこそ、この軸は何よりも変えられないものだった。そんな中出会ったのがFreewillだった。Freewillが掲げる"Take Action with Love"というワードにとにかく惹かれた。さっそく青山オフィスでひらかれた説明会へ参加。そこでToshiさんとお話し、この会社だと直感で思った。正直なところ、ライター募集の記事からFreewillを知り、ライター志望として説明会に参加した。それまでの就活でもIT企業を1社も見ていなかったためイメージはつかないところはあったが、何よりも企業が大事にしていることや、社会課題の解決という分野に関われるということで「ここだ!」とほとんど気持ちが固まっていた。一次面接・最終面接とともに、話し下手な私の話を親身に聞いて下さり、私の中身を見てもらえてるようですごく嬉しかったと記憶している。入社して1年もうすぐで経つ。まだまだぺーぺーと思われてるかもしれない。もっと頑張らなきゃいけないことも沢山ある。FreewillのMinaちゃん、として私はこれからもこの組織と共に自分を成長させ、会社の成長に貢献していきたい。