【宮城出張】新卒入社3名が入社3か月で感じ取ったこと

【宮城出張】新卒入社3名が入社3か月で感じ取ったこと

皆さん、こんにちは!FreewillのYahacchiです。私は普段ビジネスディベロップメント部(BD部)に所属し、営業部隊の一員として活動しています。Freewillは新卒であろうと、手をあげれば会社のトップと共に出張を経験できる、非常にチャンスの多い組織です。入社してから3か月しか経っていない、4月入社の新卒メンバー3名が、宮城での出張を通じて何を感じどのような経験を得たのか。それぞれの視点からお話します。地方創生という社会貢献が実現可能なレベルで身近なものになったBusiness Development部(BD部)で営業をメインに活動しているYakaです。突然ですが、私がFreewillに入社する決心をした大きな理由は、Freewillが「本気で社会貢献に取り組み、ビジネスとして成立させている」ことでした。学生時代に国際開発学を専攻していたこともあり、社会貢献の意義は深く理解していました。なので、就職活動では、海外に限らず日本の地方創生も含め国内外問わず社会貢献ができるビジネスを仕事にしたいという意思を貫き続け、やっと出会ったのがFreewillだったのです。私は山形の小さな田舎町で育ったので、地方を盛り上げたいという気持ちは人一倍強く、地方創生の取り組みも行っているFreewillで、私も何らかの形で地方創生に貢献したいと考え続けています。そのような気持ちを抱いている中で、今回の出張で宮城県雄勝町の「雄勝ローズファクトリーガーデン」を訪れ、代表の徳水さん夫婦のお話を聞き、地方の活性化に貢献することが一気に現実味を増しました。雄勝町は東日本大震災の津波の影響で壊滅的な被害を受けた地域の1つで、住民が町を出るなど人と人とのつながりが希薄になっていました。雄勝ローズファクトリーガーデンは、そんな状況をどうにかしたい、人がいた証を残したいという想いから徳水夫婦が花を2株植えたことから始まりました。多くのボランティアが雄勝ローズファクトリーガーデンに訪れ、ガーデンの手伝いを行うことで、雄勝町の住民も主体的にガーデンの取り組みに参加するようになり、徳水夫婦は人と人との繋がりの重要性を感じるようになったといいます。現在の取り組みを10年やってきて気付いたことは、「住まないけど、この町がいいなと思ってくれる人たちと、まちづくりを行う形があってもいい」ということだと仰っていました。震災後に離れていった住民を無理矢理戻そうと町民を増やすことに労力を使うのではなく、住まないけどファンだからずっと関わっていきたいと思える人を増やすことで、雄勝町は活気づくことに長年の活動の経験から気付いたそうです。加えて、「雄勝町が誰かの何番目かの故郷になってくれる」ことを願い、取り組みを続けていくと意気込んでいました。これを私なりに解釈し、要は「町の関係者・ファンを増やす」ことだと思いました。そのために雄勝町はあくまで地元民がプレーヤーとなって責任を持って活動し外部を巻き込んでいることが、他の被災地区とは異なる点で、「地元の人が頑張っているのだから私も何か力になりたい!」と、話を聞きながら引き込まれるのを感じました。徳水さんよりお話を聞いて、「私には何ができるのか?」「Freewillの社員として貢献できることは何だろう?」と考えました。まず私個人としては、またここを訪れようと決めました。今回ご縁があって出会った徳水さん、雄勝町との繋がりを途絶えさせないということが最も重要だということを、徳水さんのお話を聞いて感じたからです。さらに、震災で心に大きな傷を負ったにもかかわらず、町のみんなの為にと使命感を持って前向きに活動し続ける姿に勇気づけられ、恩返しをしたいという気持ちになりました。Freewillの一員としては、雄勝町(雄勝領ローズファクトリーガーデン)を盛り上げるという、復興支援×地方創生の一環として何かアクションできないかと考えています。柔道一筋の男が環境保全の大切さに気づくYahacchiです!冒頭でも書きましたが、Yakaと同じく、Business Development部(BD部)に所属しています。私は4歳の頃から柔道を始め、大学4年生で引退するまでの18年間、柔道一筋で進んできました。青年海外協力隊の柔道隊員として訪れたコロンビアでの経験から、途上国におけるスポーツの発展をITで実現させたいという思いが強くなりました。そうしてたどり着いたのがFreewillでした。宮城出張に参加するまで、正直なところ、環境問題について深く考えたことがありませんでした。「自分の周りの環境がきれいならそれで良い」とすら考えていました。そんな私が、環境問題について考えるようになった出来事について伝えていきたいと思います。深夜、Freewillの本社が位置する青山一丁目に集合し、東北へと出発しました。車に揺られること約6時間。長旅の末、たどり着いたのは宮城県石巻市に位置する「モリウミアス」という施設。元々廃校となっていた校舎を、地元の人の支援を受けながらDIYをして生まれ変わらせた場所だそうです。この施設は、子供たちが自然環境および地元住民と無意識に触れられるようにする、というコンセプトのもと作られました。定期的にアクティビティーを開催し、周辺地域や他の地域からも子供たちを受け入れているそうです。特に「自然の循環」を強く意識していて、食物・水・動物とすぐに触れられる環境が出来上がっています。一例を出すと、食事から発生した生ごみをミミズがたくさん生息する大きなバケツに入れて、腐葉土を生成します。その腐葉土を裏山に住むブタの住処に放ち、ブタがそこに糞をすることで栄養価の高い土が生まれる。その土を用いて、トウモロコシやスイカなどの食物を育成する。このように自然の循環が豊かな環境に、子供たち自由に楽しめるアクティビティーを入れこむことで、無意識のうちに環境保全を学習させる仕組みがありました。モリウミアスの視察後、カヤックに乗って宮城の海へ繰り出しました。宮城の海は関東の海と比べると非常に透き通っていて、クリーンな海でした。「きれいな海だなぁ」と思いながらパドルを漕いでいると、バランスを崩し一回転。ここで初めて宮城の海を全身で体感することができました。現地のインストラクターさんによると、体験用のカヤックから落ちる人は300人に1人ほどしかいないそうです(笑)。非常にレアな体験ができました。海にはナマコやヒトデを始め、驚くほど豊かな生物の多様性がありました。そんな宮城の海を、現地のインストラクターさんは誰よりも愛していました。そして、誰よりも海水温上昇や不法投棄による海の変化を憂いていました。私はこれらの経験から、「環境に対する思い」は柔道に通ずるものがある、と気づきました。柔道では道場に入る目に必ず一礼をします。稽古前には必ず掃き掃除と拭き掃除をして、道場を常にきれいな状態にしておきます。この慣習はおそらく柔道が生まれた明治時代からあり、現代も受け継がれています。きっと、昔の人は地球に感謝をし、海に感謝をしていたのではないでしょうか?生活する場所や仕事をする場所、それを取り巻くすべての環境に感謝をする。忘れがちなことですが、自分を取り巻くあらゆる環境に感謝をして敬意を払う。当たり前のことを当たり前と思わず、周りの環境に感謝の心を持ってみる。人・物・環境に敬意を払ってみよう、と思ってみる。宮城の自然と触れ合うことで、改めて初心に帰ることができた旅となりました。教育学部の学生だった私が震災跡地から感じ取った衝撃教育学部を卒業して教員免許を取得した私は今、ICT企業であるFreewillにいます。それはなぜかと言われると、、「世界を少しでも良い方向に変えること」「いつ死んでも胸を張れる生き方をすること」この2つのFreewil(自由意志)があったからです。もう少しかみ砕くと、自分が感じた課題を他人事で終わらせるのではなく自分ごととして、課題を解決するために自ら動ける人でありたい。そう思ったのです。ただ、想いだけでは実現できないし何も変わらない。だからこそ、それを実現させるための手段としてICTの計り知れない可能性を信じており、ICTを通して世界をいい方向に変えるために今Freewillにいます。そんな私は現在、未経験入社ながらマーケティングとサービス運用の部署でチームマネジメントを務めるというチャレンジをさせていただいています。“世界を変える”サービスを担う部署において、KPIやタスクの管理、会議での報告など、責任ある仕事に毎日もがきながらも猛スピードで進んでいます。(その他にもプロジェクトの立ち上げ、管理、イベント運営など多岐にわたって挑戦をさせていただいているところです。)今回、入社3ヵ月で初の出張!宮城県石巻市を訪れました。その中でも、大川小学校訪問は衝撃的でした。震災時、多くの犠牲者を出した大川小学校。そこで娘さんを失った語り部の鈴木さんに、当時の状況を、心情を含めて教えていただきました。正直、耳を塞ぎたくなるような事実の数々。聞いているだけで辛かったですが、その場にいた人たちや命を失った人たちの苦しみは想像を絶するものがあると思います。地震や津波、噴火といった自然災害の前に人間はあまりに無力。ただ、豪雨や温暖化といった気候変動には人間が密接に関わっています。あまりに多くの失われた命を前に、私(私たち)が生きている意味はなにかを改めて考えるきっかけになりました。いま生きている奇跡。その命を何に燃やすのか。いつ死んでも胸を張れるように。また世界を少しでもいい方向へ変えるために。改めて、Freewillのビジョンである「地球と共存共栄していく世界の実現」を果たしていきたいと改めて強く思いました。そしてそれを実現させるためのサービスを運用する立場として、今回感じたことを胸に強く刻み、今日からさらに責任と自覚をもって精進していきたいと思います。