ウクライナの未来と私達の未来

ウクライナの未来と私達の未来

難民、動物、芸術、大地に残る地雷原 戦争で被害を受けたすべてへの支援はこれからが本番

ウクライナ難民400万人超 全人口の4分の1に(4月5日時点 参考) 2022年2月24日に発生した、ロシアのウクライナにおける軍事行動により、多くの人々が家族や友人、恋人たちと別れ、故郷を去らなければならないという、苦渋の決断を余儀なくされています。戦争は、人にとどまらず、あらゆる面に深刻な影響を及ぼしています。例えば、動物たち。ウクライナ西部の都市、リビウ(Lviv)の動物救護センター管理人ザリプスキさんによると、ロシアの侵攻開始以降、ウクライナ東部の「紛争地域」の避難民やシェルターから引き取った動物は、約1500匹に上ると言われています。また、教会、学校、美術館をはじめ、ウクライナの財産である文化・芸術が砲撃などにより破壊されています。そして、取り外しのできない、地雷の数々。ロシア軍が撤退した跡には、数々の地雷が残されているといわれています。砲撃が止み、軍隊が姿を消した後も、地雷による被害が続いてしまう可能性が高くあります。カンボジアでは、クメール・ルージュによって、途方もない数の地雷が埋められました。現在も、600万個も残されているかもしれないのです。地雷は、容赦なく多くの命を奪ってきた、非常に危険な兵器です。この21世紀に、同じ悲劇が、新たにウクライナで起きています。私たち「NPO法人SPINプロジェクト」は、難民の方々、動物、芸術、そして地雷を撤去するため、支援プロジェクトを開始しました。このプロジェクトは、日本とウクライナにルーツを持つユリヤさん(23歳)の協力を得て、動いています。カバー写真には、彼女の妹であり、現在、ポーランドに母親と兄(11歳)と避難しているミラ(9歳)が使われています。プロジェクトを多くの方に知っていただき、他の難民の方々への支援や、動物たちや芸術・文化の保護、そして地雷の撤去のために、支援と応援が集まりますように、と。美しい花々が、また咲き誇るように(写真はイメージです)『ひまわり』という、1970年の映画がいま話題になっています。映画では第二次世界大戦における、夫婦の愛が描かれ、燦々と咲き誇るひまわり畑の美しさが画面いっぱいに映し出されます。ひまわりが咲き誇るその下には、戦争犠牲者が眠っているのです。このひまわり畑は、ウクライナで撮影されたものです。戦争が起き、そこに花が咲き、そしていま、再び瓦礫と化す未来が待ち受けています。半世紀前に公開されたこの映画は、全国での再上映の動きが広がっています。国と国の分断の先、待ち受けていることはどんなことであるのか。いま、観るべき映画の一つとして、ここに紹介をさせていただきました。▽上映劇場4月16日~22日 神奈川・横浜シネマリン3月28日~4月8日 新潟・高田世界館(他多数)映画に関する詳細はこちらロシアからも、ウクライナの無事を祈る声が響く(ロシア、聖ワシリイ大聖堂)レフ・トルストイは、「戦争と平和」「アンナ・カレーニナ」を書き、アントン・チェーホフは「カモメ」を生み出しました。コンスタンチン・スタニスラフスキーは、「メソッド演技法」という現代に繋がる演技法の大元となる手法を生み、今日の演劇に大きな影響を与えてきました。サンクトペテルブルクでは、黄金に眩い芸術の数々が装飾品として美術館や町のいたるところに飾られています。大国・ロシアは、この地球全体に計り知れないほどの文化と芸術のすばらしさを伝えてきた国なのです。奇しくも、資本主義と共産主義がぶつかる世の中で、ロシア側もまた、かつての権威を守るためその大国たる威厳を誇示するため苦肉の策として様々な選択を強いられたことでしょう。この戦争によって、ロシアとウクライナという、兄弟であるその国々が分断されてしまうような結末にならないことを私たちは願っています。ベルリンの壁が崩壊し、東ドイツと西ドイツが一つの国となるまでに計り知れないほどの犠牲と、多くの尊い幼き命が奪われました。この過去と同じ過ちを、私たちは決して起こしてはなりません。そして日本人である私たちも多くのエネルギー資源ロシアから供給を受け生活が維持できていることを知らずしてどちらか一方を非難し、自分たちの置かれている立場をなにも理解せずに生きることは何を意味するのか。まずは知ろう。世界がどう影響し合い、互いに支え合って生きているのかを。世界の均衡を守ると同時に幸せになるという、人類平等の共通概念のもと新しい価値を生み出すことを私たち現代人は問われているのだと思います。チェーホフの名言にこんな一説があります。「愛、友情、尊敬、どれをとっても、共通の憎しみほど、人間を団結させるものはない」この憎しみの連鎖を、ロシアという国だけに向けてしまったときそしてそれにより、世界の一致団結が為されてしまったなら私たちはロシアに暮らす人々をも不幸へ導いてしまうでしょう。ロシアにも、ウクライナを想い、声を上げる人々が多くいます。彼らの存在を、決して忘れてはなりません。私たちの想いこれは、私たちの気持ちをよく表している今の世に抗う歌で、それをモチーフにした詩です良かったらぜひ読んでみてください*何があってもこれだけは言わなければならないあなたも感じているはず。心の奥底で言葉が渦巻いているはずだだれもが、うんざりしているなんども戦争や争いを起こしている今日という日に力のある人物たちのかけ声に踊らされるのに誰もが疲れているはずださあ、武器を持て、飛び跳ねて見ろ、行動を起こして見せろ、と言われてみんなが踊らされる世界なんて、そんなのやってられるか、そんな気持ちはあなたにもあるはずだあほらしい!もういい加減立ち上がるべきだ自由の権利を、国や政治に踊らされることなく、この手で取り戻すべきだこんなデタラメがまかり通っていることを続けようというのだろうかそれでいいわけがない自分に正直に生きたらバカをみる、ルールに従って生きろというどの国の政府も、お金持ちの顔色ばかりを窺っていて、貧乏人をほったらかしにしているわけじゃないとか、国民のことを理解しているとか、そんなわけないそんな御託がテレビやSNSで流れてくる自分たちは安全なところで、美味しい食事と、温かいベッドを手に入れていて、戦場に来ることなんてありえない市民は、電気もガスも手に入れるのさえ苦労しているそれぞれの国のリーダーたちは、都合が悪いといつも挙動不審になって口ごもったり、どもったり、夜自宅でそんなニュースをみて、「いったい何を言いたいのか、何を言っているのかわからない」なんて言ってみんなが笑っているそれさえも、おかしいはずなのに同じものを観たとき、笑ってなんかいられないはずだ・・・今はもういない兄貴が本を持ってたんだよ大切に自慢していた表紙の破れた小さな赤い本で、兄貴は、その表紙の裏に、手書きで誰かの言葉をこう書いてた「戦争を始めるのは金持ちなのに,そこで死ぬのは金のない奴だ」国とは何なのか法とは何なのか資本主義や、既得権益を守りたい一部の金持ちが起こした戦争で市民が死んでいくのはなぜだこれは何を意味するこれをプロテストして、パルチザンのように反政府軍団を作って反旗を翻して何が変わるのだろうあらためて問う国とは何なんだ命とは何か生きるとは何か指導者たちは、今も何か喋ってる口ごもったり、どもったり、夜自宅でそんなニュースをみて無関心で、愚かで、罪深いことにすら気が付いていない自分たちだけが、それを見て笑っている全部、自分たちの生活の水準を高めようとしている、それそのものが理由になっているにも拘らず安全で自由な国は当たり前に、水も、電気も、ガスも、不自由なく手に入れている、それが理由になっているにも拘らず戦争が起きた場所、難民の集まる国境付近、危機に直面した人たちは、毎晩そんな場面を観て恐怖と怒りに震えながら、「いったいなぜなんだ!」と嘆いているこんなおかしな世界に誰がシャウトするべきなんだろう誰が変えることができるのだろうさあ、真っ青な空に向け、両手を高く挙げろ十戒のように海が割れ、飲み込まれそうになったときにこそ被害を受けるすべてへ、支援を届ける「NPO法人SPINプロジェクト」が主催する、「One Love Project」という活動の趣旨は、紛争や災害などの有事の際に一刻も早く、最も信頼する支援先に、世界中からの支援金を送ること。100年後、その先の未来までずっと残したい文化遺産や芸術、私たちの歴史を守る──そんな意志を掲げ、One Love(一つの心)の名のもとに、約19ヵ国より集まった若いメンバーたちにより2020年より始動しています。現地の今を発信し、私たちに伝えてくれ、信頼ある団体を一緒に探し、掛け合ってくれたユリヤさんのおかげで、難民の方々、動物、芸術、そして地雷を撤去するための支援プロジェクトをスタートすることが出来ました。このストーリーを読んでいただき、共感を頂けましたら、プロジェクトへの応援の声を、そして、ご支援をいただけましたら幸いです。プロジェクトへの支援はこちら(One Love Projectの詳細はこちら)===================Editor & Writer:Toshi AsabaWriter :Kana Sato